こんにちはDr フットです
靴を作って40年の私が靴づくりから見た足の健康をお届けしていきます。
これを見て頂ければ足の痛み~腰の痛みの原因や対処の仕方、靴と足の関係、
今の靴でいいのか、など様々な足と靴から発生する問題を解決していくことができ、
いつまでも健康で歩ける足、脚、腰を保っていけるはずです!
今回はインソールで歩行改善できるかの質問にお答えします。
これを見ればインソールの新しい考え方が生まれてくることでしょう!
インソールで本当に歩行改善てできるのですか?!
まずは答えを先にお伝えします。
インソールだけでは出来ないといっていいと思います。
それは簡単で、インソールは靴の中で初めて機能するものだからです。
いろんな宣伝で、インソールだけで機能改善とか言っているものがありますが、
それはあり得ない事なのです!
歩行はあくまでも靴を履いて行うもので、私たちは「靴を履かない原住民の方とは違っているからです」
それなのに、有るYouTubeチャンネルではまずはなにも履いていない状態で歩いてもらい、
その後靴を履いてもらって「どうですかインソールがこれだけの効力があります」などといっていました。
そうではないのです!
あくまで「足と靴とインソール」が一体なのです!
インソールの足面形状
インソールで皆さんが一番気になるのはやはり足の接地面だと思います。
足と触れ合う一番の所です。
この面で注意してほしいことがあります
◆柔らかすぎない事
◆足形状を崩していないか(土踏まずが適度にフィット)
✖過度に土踏まずを上げている
このことには必ず注意してください。
柔らかすぎは負担にしかならないのです。
そして「スーパーフィート」では土踏まずのフィッティングもしてくれます。
なぜでしょうか?
ここが大事だからなんです!
こちらを参考にしてください。
インソールの靴面形状
以前ご紹介したインソール「スーパーフィート」がなぜ良いかという所が重要な点だと思っています。
それは靴サイドの中底形状に種類があることです。
せっかく足の形に馴染んだ良いインソールがあったとしましょう。
それが靴の形状で合わなくなることをご存じでしょうか。
こちらがある有名メーカーのインソールです。
黄色のものがセメンティングという製法で作られた靴に入っていたインソール。
ブルーの色がインゼクション(袋縫い)製法の靴に入っていたインソール。
もとは同じような形状をしていましたが、靴の中底面の形状が違うため、
これだけの差が生じてきました。
これを一つの形状のものでカバーするとなると踵面の硬いインソール(カップインソール)では対応ができません!
だから踵面の柔らかなインソールをメーカは標準装備しているのです。
しかしスーパーフィートはこのような種類があります。
だから靴のインソールにも適応してくれるのです。
ここまでがインソールの靴における役割と選び方を説明しました。
本当に歩き方は変わります!
私の近所に年配の男性がいらっしゃいます。
毎日ラジオ体操に公園に行っていらっしゃるのですが、
前かがみで「ちょこちょこ」と歩いていらっしゃいました。
それが有る日歩き方が激変していたのです!
そして余りの衝撃に思わず声をかけてしまいました。
「おじさんこの頃、歩き方が全く違いますよね、何か変えたのですか?」と声をかけると
「息子がなんかとぼとぼ歩いているからこれを使えと言って靴に入れてくれた」と嬉しそうに答えてくれました。
そうそれが「スーパーフィート」の中敷きだったんです!
スーパーフィート インソール トリム ブラック BLACK驚きました!
こちらは違うメーカーさんですがやはり同じようなところを指摘していらっしゃいますね!
学術的な論文も多くありますが難しいお話をしても私達には分からないので、
足にとって良い方向性を導いてくれるとだけ言っておきましょう。
インソールの怖いお話
皆さんインソールに少し慣れてきたころだと思います。
しかしここから怖~いお話をしていこうかと思います。
絶対に入れてはダメなインソールがあるのです!
しかしネットなどではオススメ○○選に載っているものもあります!
本当に全くの素人の方が載っているのでしょうがそれが体を壊すことに、
繋がっていく可能性も十分あるのです!
踵を高くして衝撃吸収(怖~いインソール)
皆さんもこの踵だけ入れて背を高くするようなインソールがあると思いますが、
これは全く誤った考え方です。
こちらをご覧ください。
こちらが踵のあまり高くないタイプの靴です。
踵の高さは靴メーカによって若干の誤差はありますがレディースで55mm
メンズで65mm位の設定で靴が作られているのです。
それはなぜかといううと人間の足の平均値で作っているのです!
踵骨という骨があってこれを避けて(この骨の上)で靴のかかとが来るように設計されています。
もしこの骨に当たるとどうでしょう。
炎症を起こしてしまうのです。
踵に振動を伝えず快適!=✖✖他の所が炎症を起こしてしまいます。
私が靴メーカ開業して30年以上たちますが踵が高く設定された靴は市販品の中にはありません!
ふかふかインソール(怖~いインソール)足が太るかも!?
こちらも定番のふかふかインソール
こちらを履いた方は多いと思います。
履いた瞬間=気持ちい~い
これがそもそも間違いなのです!
足は片足28個の骨で構成されています
これは体の中でも一番複雑な骨の形成をされています。
なぜか?
衝撃を吸収するため!
歩行を円滑に行うため!
2足歩行の人間だからなのです。
そしてこの骨が開いたり閉じたりすることにより円滑な足の役目を果たしているのです。
経験ありませんか砂浜をはだしで歩いたことは皆さんあると思います、
かなり疲れませんでしたでしょうか!
ハイキングなどに柔らかい靴で出かけてしまった経験。
こちらも疲れて足が痛くなった経験!
これを繰り返していると脚の運動筋肉が違うところを鍛えて(鍛えたくない所)
結局足が太くなってしまうのです!!
◆ツボ押しインソール
人によって坪ノ内が違うのにどうやって既製品でツボに充てるの?
◆色々な形状が足面に設置されている物
足の安定性を欠きます!
などもっといろいろと有りますね。
総評としてはあまり安価な物はオススメできません=装着インソールでOK
スーパーフィート インソール トリム ブラック BLACKインソールによる改善ポイント(こんなに変わるの)
ではまとめていきたいと思います。
いいインソールに出会うとどんなことが変わっていくのでしょう。
立った時の姿勢が良くなります
いいインソールを使用することで立ち姿勢が良くなります。
踵部のホールディングによって踵のふらつきが軽減される。
母指球後部での体重配分ができることにより、足にかかる体重が均一にかかるようになる。(足圧分散)一点に集中してかからない
人本来の立ち位置へと導いてくれる。
歩き方が変わります!
最初に気付くことが歩き方が変わります!
前かがみで最初の一歩が前傾姿勢からスタート(年配の方が前に前にと歩いている動き)
これは土踏まずが機能低下していることと、体重が前傾で乗っていること、
過剰回内(オーバープロネーション)によって内側へと体重が乗ってしまう。
そして足本来の足外側部で歩けるようになり疲れなど軽減!
かかと部分のホールディング出来ることで次への一歩が出やすくなる。
それらの結果、長時間や長距離の歩行が楽になる。負担軽減
グリップ力ができパホーマンスが上がる
スポーツに目を向けるとパホーマンスが上がります。
体重の適切な移動により始動、停止といった行動がとりやすくなります。(足で踏ん張る)
ゴルフ、野球。テニスといった球を打ったり投げたりするスポーツでも踵のグリップ力の向上においてパホーマンスの向上が期待できます。(打点や体の安定)
まだまだ多くのメリットがありますがあくまでも個人差があり自分に合っているか、
そして足と靴とインソールが一体化しているかということが重要になってきます。
まとめ
今回のテーマでもあった歩行改善は本当にできるのか?
答えは YES
しかし自分に合ったものを探せるか、試せるかによって大きく変わってくるということです。
そしていろいろなスポーツでもよりよいパホーマンスも期待できることが近年分かってきています。
そんなインソールを自分自身の足として使っていければ幸せではないでしょうか。
目が悪く成れば眼鏡をします。
歯が悪く成れば、治療をしますし入れ歯も入れます。
足も同じように欠点やよりよく変わるためにもインソールは大きな力になると思います。
決してお高い買い物ではないです!
一度トライをしてみてはいかがですか。
全く違う歩きやパホーマンスに巡り合えるかもしれませんね!
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